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発電事業「接続検討」などの2017年7月~9月の問い合わせまとめ

11月 21日, 2017年 / / 1コメント

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、2017年7月~9月の間に、一般送配電事業者と同機関が系統アクセス業務で対応した「事前相談」、「接続検討」、「契約申込み」の受付・回答状況に関する情報を取りまとめました。

調査対象
2017年4月1日以降の、同機関と一般送配電事業者における系統アクセス業務の内、最大受電電力500kW以上の発電設備などの案件。
※調査期限末日時点(2017年9月31日)において回答予定日を超過して継続検討中(未回答)である接続検討の案件の総数に限り、2015年3月以前に受け付けた案件も含む

調査結果

問い合わせ件数は昨年を大きく上回り、事前相談は前年同期比1.8倍。
接続相談件数は前年同期比1.5倍となっています。

事前相談の詳細

受け付けた事前相談の件数は6,249件(特別高圧929件、高圧5,320件)

<受付会社別>

東京電力パワーグリッド 1,977件
中部電力 1,048件
関西電力 880件

接続検討の詳細

接続検討の件数は1,139件(特別高圧183件、高圧956件)

<受付会社別>

東京電力パワーグリッド 439件
中部電力 1,048件
関西電力 107件

<電源種別>
電源種別に接続検討に関する問合せの内訳をみてまましょう。

太陽光発電 83%
バイオマス発電 10%
風力発電 4%

電種別では、太陽光発電が多くなっています。

回答予定日超過理由は?

この期間に回答した接続検討の件数は738件で、このうち標準期間とする3カ月の回答予定日を超えるなど回答予定日を超過した案件は108件(15%)に上りました。

回答予定日超過理由のトップは受付者都合(特殊検討、検討量大)で58.3%。続いて、受付者都合(申込集中)が15.7%、申込者都合(申込内容変更)が12%でした。

主な要因として、

  • 一般送配電事業者において検討事項が多岐にわたり、検討に時間を要しているため
  • 申込者において申込後に申込内容の変更などを行ったため
  • 申込者による申込書不備(必要検討資料の未提出など)により時間を要しているため

が考えられます。

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