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死ぬまで鍛える?

6月 07日, 2017年 / / 1コメント

昨今、テレビの娯楽番組でも脳科学者が面白おかしくコメントするのを見かけ、興味深く見ています。
脳トレと筋トレには因果関係があるということは、このところ広く認識されてきています。
ここ最近の脳科学研究の成果の中で、とりわけ朗報と言えるのが
「年齢とともに、脳も老化するわけではない」という発見でしょうか。
脳は死ぬまで鍛えることができ、何もしないと脳の老化は50代から加速すると言われています。
逆に「認知適応性」を高めれば、脳は進化し続けるということです。
かつて脳科学では「脳は3歳で決まる」と言われていましたが、「脳は死ぬまで成長する」ということが分かってきたようです。
実際に90歳の人が新しいことを学習し始めて1年後に脳画像を撮ったところ、
小学生が1年間学習したものに匹敵する脳神経細胞の成長がみられたそうです。
人間の脳は合理的にできていて、脳は同じ使い方を続けると、楽をしようとして「省エネ」を覚えるそうです。
1時間かかったことが30分でできるようになる。
若いころはこれを「進歩」と言いますが、50代に入ると、この脳の省エネ化は「退化」を招くそうです。
これは特定の脳の領域しか使わなくなることで、使っていない脳の領域は著しく退化していくということのようです。
社会人になって仕事を一生懸命やっているうちは、いろいろなことを覚え、吸収し、脳は鍛えられていきます。
しかし、40代50代となっていくと、特に男性は、脳を鍛えるどころか、脳の使い方がマンネリ化し、省エネ化から退化を招きます。
その点、女性は、仕事をしながら、家事や育児、地域社会での関係性ということがあり、男性よりはマンネリ化しにくいようです。

ここで大切なことは、常に新しい刺激・新しい脳の使い方を試みることでしょう。
具体的に何をすればいいのか・・・
おそらく仕事ばかりしてきた人は、頭を抱えてしまうかもしれません。
深く考えることではなく、家に近くをゆっくりと散歩してみたり、昔憧れた楽器をちょっとやってみるとか、
カラオケやゲームに興じることもちょっとした刺激です。
小さい子供がいれば、子供と一緒になって一日中どろんこになって遊んでみるとかでもいいと思います。
新しい感覚や発見があるかもしれません。
運動・ジョギングや筋トレも脳の刺激には大変効果的です。
「じゃ、明日から」。ではなく今日から何か始めてみませんか・・・?

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