ロイヤルウエディング
昨日、全国を驚かせた久々のハッピーなニュースがありました。
皇族の一員である「眞子さま」の婚約発表のニュースです。
このところ暗いニュースや国同士の緊張をあおるようなギスギスしたニュースが多い中、心を和ませるあたたかいニュースでした。
皇室のロイヤルウエディングとなると、老若男女を問わず、なぜか心から祝福したくなるのは日本国内に限らないことでしょう。
皇室制(王族制度)が残っている国は意外と多いもので、イギリスやオランダ、
ブータンやタイなどロイヤルウエディングのニュースとなると各国のメディアがこぞって取材に駆け回る光景は多く見かけます。
これらは人々が小さいころに「王様」や「プリンス」という存在に憧れを抱いたことがあるからでしょうか・・・
さて、日本のロイヤルウエディングとなるとお妃さまがお召しになるものにも注目が集まります。
やはり日本伝統の「十二単」をお召しになる姿を思い浮かべるでしょうか?
最近では、CMで女優がおとぎ話のお姫様を演じたり、日本のアーティストが十二単を纏って歌唱する音楽映像なども人気のようです。
「十二単」という名前から、衣装を12枚も羽織るのかというと、そうではないようです。
ざっくり言えば、12枚ではなく8枚のようです。実は重ねの色にも意味合いがあり、
襲色目(かさねいろめ)とも呼ばれる季節感を現したその組み合わせは数えられないほど。
昔は12以上纏っていたようです。袖から覗くグラデーションがオシャレとされていたようで、日本人の雅なセンスが感じられます。
この「十二単」。見た目は艶やかで幻想的ですが、これを纏うとなると、その重量や大変なもののようです。
平安時代の十二単は10kg前後だったともいわれていますが、現在の十二単はだいたい20kgほども!
その差は布地の重さにあるようで、当時は糸もずっと細く、その糸で織られた布も今よりも薄かったのです。
ウエディングドレスや白無垢が5kg程度ですから、やはり重いですよね。。。
最近では一般の結婚式でもあえて、洋装と和装を着こなし、
せっかくの機会だからということで「十二単」をお召しになる花嫁様もいるようです。
ただ白無垢や色打掛と違い、締め付けが少ない着付けの為、十二単のほうが楽だったという花嫁様もいるようです。
特別な1日のことですから、この重みを「人生の重み」として経験するのも悪くないですよね。
話が外れましたが、「眞子さま」の婚礼の儀はまだ先になるようですが、国民の一人として祝福し温かく見守っていきたいものです。