はだかの王様
今回は若干、政治風刺になります・・・
童話「はだかの王様」は多くの方がご存じだとは思います。
ある国の王様が商人から、バカには見えないという服を買いました。
王様はバカだと思われたくないので、さも見えるふりをし、その服を着て町中を裸でねり歩きます。
家来や町の人は、王様が裸で歩いていることを知っていますが、王様に逆らうと怖いので何も言えません。
そこに純粋な子供がやってきて「王様は何も着ていない!」と正直に言ってしまい気まずい空気になるというものです。
しかし実際には、王様も含め、家来も町の人も、周りから自分をバカだと思われたくなくて、
みんながみんな服が見えると装っていたのです。
最後に子供が何も着ていないと正直に言ったことをきっかけに、王様以外の全員が「王様は裸だ」と笑ったというのが落ちです。
これは現代のどこかでも言えることではないでしょうか?
とくに政治の世界とか、見栄や虚栄心が垣間見える現場では、しがらみのない正直者が少ないのでしょうか。
どことは言いませんが、つい最近就任した某国の大統領は「はだかの王様」のように見えて仕方ありません。
聞く耳を持たず、思い込んでいた政策を実現しようと「大統領令」を敢行し実施に打って出ています。
これらの政策は多くの市民・専門家・司法長官までもが批判していますが、大統領側近には届いていないようです。
大統領周辺には大統領のイエスマンしか集められていないこともあるのでしょう。
もしくは側近の中にも疑問を感じながらも「正直な子供」のようには思ったことも言えない空気があるのかもしれません。
個人的な主観ですが、これほど反感を買っている某国の大統領は前代未聞ではないでしょうか。
移民問題ではシリコンバレーのIT企業からも判を浴びています。
個人的には4年の任期を全うできるのか、しばらく様子見したいものです。