著名人の訃報に想う。。。
先週末にとある著名人の訃報をネット配信で知った。
かねてから自らの病いの闘病生活をブログに公開し、同じように病気と闘っている読者やファンを勇気づけ
社会的にも影響力のある存在の人だった。
自らもフリーアナウンサーとして、またご主人も歌舞伎役者として人気のある存在だった。
当日の午後には、歌舞伎公演の合間にご主人が記者会見を行っていた。
ただでさえ悲しみに打ちひしがれる状況の中、涙を抑えきれないままに別れ際に奥さんを看取った状況を語っていたのは、
多くの人が涙なしには見れなかったことでしょう。
この会見の後も、舞台に立ち気丈にふるまう役者魂に感銘を受け、当日観覧していたファンは泣き崩れる人も多かったようです。
著名人であるからゆえに、その立ち振る舞いを四六時中追われてしまう。
大切な人を失った時くらい、そっとしてあげればいいのにと思いつつも、
やはりネットやテレビで配信されれば見てしまう自分を含む一般聴衆がいる。
ひどい人は売名行為だとののしる人もいる、同じような境遇で尊敬すべき対象としてその動向や一言一言に心を揺さぶられる人もいる。
自らのブログを公開し社会的影響力のある著名人は、社会からどんなことを言われても耐え忍び、
こういうときも毅然と構えて対応しなければならない、ある種の「プロ意識」なのだろうか。
自分としてはこのご夫婦の存在や出来事が、他人事のようには思えなかったこともあり
衝撃的なニュースであり、その生きざまを記憶に残しておきたいと感じる出来事でした。