日本の夏休み
近年、海外からの観光客が日を増すごとに増加しているのは周知のとおりで、
東京に限らず街中で外国人観光客を目にしないことはほとんどないと言っていいでしょう。
多くの外国人観光客が、日本の文化を目の当たりにしカルチャーショックを受けているようですが、
それら芸能芸術やお祭りなど伝統的文化に限ったことではありません。
日本ではこのところ、働くビジネスマンにもクールビズという物が定着し、
ラフなスタイルで勤務・執務を行うということは普通のことになってきました。
しかしながら、まだ一部の業態でも暑い夏であっても「スーツ・ネクタイ着用」で仕事をしているところもあります。
そんな光景にも外国人観光客は「クレイジー!」と感じてしまうそうです。
クールビズで「ノーネクタイ・ノージャケット」がかなり浸透してきたようですが、
それでもまだまだ日本では「ネクタイをきっちり締めて、夏でも長袖のシャツ、ジャケットを着るのが礼儀」とされる傾向がありますよね。
ただ、外国人観光客の多くは、このクソ暑いのに働いているということ自体が理解に苦しむそうです(笑)
よく「日本人は働き者」と言われますが、多くの外国人観光客が日本の夏休み事情を知って「カルチャーショック」を受けるそうです。
それはビジネスマンの夏休み期間が短いということ。
お盆休みとも言いますが、たいていの方は5日程度、短いと2~3日、長くても1週間くらいというのがほとんどです。
特にヨーロッパでは「夏休みは2週間から3週間」というのが普通で、
お国柄によっては夏のバカンス期間となると、働くビジネスマンの姿を見かけることが少なくなるばかりか、
みんなこぞって海沿いの町に長期休暇で移住してしまうので街中がガランとした雰囲気に包まれるほどです。
そんな国から日本にやってきた人たちは「夏なのに東京は働くビジネスマンの姿で溢れている!クレイジーだ!」と驚き、
日本の夏休みの短さに衝撃を受けるそうです。
勤勉なところは素晴らしい事だと思いますが、もう少し日本の社会もみんなが気兼ねなく長期休暇を楽しめる風潮になるといいですね・・・