日本のコンビニは楽しい!
いまや、日本に限らず世界各地でコンビニエンスストア(コンビニ)が展開している。
コンビニはもともと、アメリカ発祥の店舗形態です。
日本のコンビニが発達したのは、セブンイレブンチェーンがアメリカから導入されたのが有名で、
セブンイレブン1号店(1974年5月)と思われがちですが、
遡ること3年の1971年にココストア藤山台店や北海道のセイコーマート1号店がオープンしています。
ただ、日本のコンビニを市民生活のなかに浸透させたのはナショナルチェーンであるセブンイレブンと言って間違いないでしょう。
日本のコンビニは本家アメリカをも超え、いまやアジアを始めとした世界チェーンに発達しました。
ただ、日本のコンビニは各国のそれらとは比較にならないほど急激な進化を遂げ、
いまや日本人の生活にはなくてはならない存在となっています。
銀行ATMはさることながら、公共料金や住民票サービス、スーパーや八百屋に引けを取らない新鮮な食材の調達などなど。
中には、カフェを併設してスマホ充電やWi-Fiのサービスを無償提供し、学生や若者の集う場所ともなっている。
一昔前はコンビニの食べ物など、お粗末なものだと酷評されていたがコンビニスイーツやコンビニカフェなど、
その充実度は今や飲食店やベーカリーカフェなどをもしのぐ勢いです。
なんといっても日本のコンビニの存在感をひと際引き立てたのが、度重なる大地震による
生活物資の供給量とその迅速な物流展開でした。
コンビニのほとんどが24時間開店ということが防犯にも役になっているという社会性も疑いえない事実です。
これだけ発展し社会の需要にも溶け込んだ日本のコンビニに、世界の人々からも驚きと感心を抱かせています。
とあるアメリカ人が、YouTubeで日本のコンビニを撮影して、その動画をアップして、
その何気ない普段の日本のコンビニの模様にたちまち大人気の動画になったそうです。
昨年夏にダライ・ラマ14世が日本の高野山で法話などを行う途中で立ち寄ったコンビニに「日本のコンビニは楽しい!」
と感銘を受けたそうです。
店頭に並ぶお弁当にしても店員一人ひとりの笑顔に大いに関心をされたそうです。
普段、何気なく利用しているコンビニですが、商品の向こうにあるお客様に対する丁寧な気遣いはやはり、
日本ではぐくまれた独特の「感謝の気持ち」「おもてなし」の現れなのでしょうね。